ZAC ERPは、株式会社オロが提供する、プロジェクト型ビジネスに特化したクラウド型ERPです。広告代理店やWeb制作会社、IT・システム開発会社、コンサルティング会社など、人を中心にプロジェクト単位で売上と原価が発生する業態を主な対象としています。
ZACは、販売管理や工数管理、勤怠管理、原価管理、経営管理といった基幹業務を一つのシステムに統合することで、Excelや部門ごとに分断された管理体制からの脱却を支援します。プロジェクト単位での採算管理を重視して設計されている点が、一般的なERPとの大きな違いです。
本記事では、ZAC ERPの主要な機能と、できること・できないことについて解説します。

目次
ZACの機能1:プロジェクト管理
ZACの機能2:工数管理・勤怠管理
ZACの機能3:原価・粗利管理
ZACの機能4:請求・売上管理
ZACの機能5:経営管理・レポーティング
ZACを導入するメリット
ZACができないこと・苦手なこと
プロジェクト型ビジネスの経営を支えるZAC ERP
ZACの機能1:プロジェクト管理
ZACの中核であるのが、プロジェクト管理機能です。案件ごとに契約金額、担当メンバー、進捗状況、予定工数といった情報を一元的に管理でき、プロジェクトの状況を俯瞰的に把握することが可能になります。
さらに、後述する工数管理や原価管理、売上管理のデータがすべてプロジェクトに紐づいて集約されるため、案件進行中の段階から採算状況を確認することができます。これにより、問題のある案件を早期に把握し、手を打つことが可能になります。
ZACの機能2:工数管理・勤怠管理
ZACでは、工数管理と勤怠管理を同一システム上で運用できます。従業員は日々の業務について、どのプロジェクトにどれだけの時間を使ったかを入力し、その情報がそのまま勤怠実績や原価計算に反映されます。
この仕組みにより、工数入力が形骸化しにくくなり、実態に即した人件費原価を把握することが可能になります。勤怠管理についても、出退勤や残業、有給休暇の管理をZAC上で完結できるため、バックオフィス業務の効率化にもつながります。
ZACの機能3:原価・粗利管理
ZACは、特に人件費を中心とした原価管理に強みを持つERPです。工数データと人件費単価をもとに労務費を自動算出し、外注費や経費もプロジェクト単位で集計されます。
これにより、案件ごとの原価と粗利を正確に把握できるようになり、売上は伸びているものの利益が残らないといった状況を防ぎやすくなります。プロジェクト型ビジネスにおいて重要な「どの案件がどれだけ利益を生んでいるのか」を明確にする点が、ZACの大きな価値といえます。
ZACの機能4:請求・売上管理
ZACでは、プロジェクト情報と連動した請求・売上管理が可能です。案件ごとの契約内容をもとに請求書を作成し、売上計上や入金状況まで一元的に管理できます。
プロジェクト管理から請求・売上管理までが一気通貫でつながることで、請求漏れや計上ミスを防ぎやすくなり、経理部門の業務負担軽減にも寄与します。複数のツールを行き来する必要がなくなる点も、運用面でのメリットと言えるでしょう。
ZACの機能5:経営管理・レポーティング
ZACに蓄積されたデータは、経営管理やレポーティングにも活用できます。売上や利益、稼働率といった指標をリアルタイムで可視化でき、部門別や案件別の分析も容易になります。
Excelでの手作業による集計に頼らず、常に最新の数値をもとに意思決定ができる点は、経営層にとって大きな利点です。特に、プロジェクト型ビジネスにおいて重要な稼働率や粗利率を把握できる点は、経営改善に直結します。
ZACを導入するメリット
ZACを導入することで、プロジェクト、工数、原価、売上といった情報が一元管理され、業務の属人化や管理の分断を防ぐことができます。案件ごとの採算性をリアルタイムで把握できるようになるため、感覚や経験に頼らない経営判断が可能になります。
また、バックオフィス業務の効率化により、現場と管理部門の双方にとって負担の少ない運用体制を構築できる点も大きなメリットです。
ZACができないこと・苦手なこと
一方で、ZACは万能なERPではありません。製造業や在庫管理を中心とした業態には向いておらず、シンプルな販売管理や会計管理のみを目的とする企業にとっては、機能が過剰になる可能性があります。
また、導入にあたっては業務フローの整理や運用設計が必要となるため、一定の準備期間と社内調整が求められます。自社の業態や管理したい指標がZACに適しているかを事前に見極めることが重要です。
プロジェクト型ビジネスの経営を支えるZAC ERP
ZAC ERPは、プロジェクト単位で売上と原価が発生するビジネスにおいて、経営に必要な情報を一元的に可視化する統合ERPです。プロジェクト管理を起点に、工数管理、勤怠管理、原価・粗利管理、請求・売上管理、そして経営レポーティングまでが一気通貫でつながることで、現場の業務実態と経営数値の乖離を最小限に抑えます。
一方で、ZACはすべての業態に適した万能ERPではありません。製造業や在庫管理を中心とするビジネス、あるいはシンプルな会計・販売管理のみを求める企業にとっては、機能が過剰となる可能性があります。
ZACは導入すること自体がゴールではなく、自社の業務プロセスに合わせてどの機能をどのように活用するかによって、その効果は大きく変わります。自社のビジネスがZAC導入に向いているか、またどのような運用設計を行えば効果を最大化できるかについては、プロジェクト型ビジネスに精通した専門家に相談することで、より確度の高い判断と導入が可能になります。ぜひお役立てください。
